エコレンガとは？

当社独自開発製品「エコレンガ=アーザンブリックス」は、当地で栄えた窯業技術を生かして開発した「無焼成固化技術」により生まれた商品です。このレンガは、多種類の産業廃棄物を「無焼成」「無廃棄」「無排水」生産によりレンガ風ブロックに再生するという環境負荷の小さいリサイクルレンガです。

再生原料比率80%以上、しかも焼成工程がないためCO₂の発生を大幅に削減でき、不良品や工場内のホコリさえ原料に戻し、排水も出ないというリサイクルの優等生だと自負しています。

現在は、中部の優良企業や近隣の自治体から廃棄物を引き取り、決められた品質管理のもと厳格な安全基準を満たした安心商品として、主にホームセンター(ガーデニング商品)や公共工事(歩道・公園等)で広くご使用いただいています。
こうして広げてきた中部の循環モデルは、現在東京電力と共に関東地区(茨城)、姫路環境開発と共に関西地区(姫路)の二ヶ所で共に立ち上げた工場を中心に展開され、排出者・生産者・消費者・地球の4者が喜ぶ、環(Wa)コミュニケーションネットワークとして全国に広がっています。

一方中国では、急拡大する経済発展に伴い、環境問題、特に大量に発生する廃棄物の処理などに苦慮しています。そんな中、中国でのレンガ消費量は世界の約半分(7500億個)にもおよび、廃棄物がレンガの原料になることはリサイクルの理想の形となりえるのです。そこで中国の悩みをうまく解決できる一つの手段として、私たちの「アーザンブリックス」が紹介され、注目されてきました。(現在では、発展著しいアジア・アフリカを中心に地球温暖化防止対策を含めて当社の技術が注目され広がっています。)

「アーザンブリックス」を中国で展開するため訪れた福建省泉州市で、大量に発生する石材加工汚泥の処理問題解決のため、業界トップの方々と討論するうち、そこで生産される石材商品の加工技術の高さと品揃えの豊富さを知ることとなりました。「製品もそこで発生する廃棄物も共に責任を取る」信念で、現在では社員常駐体制のもと、当社開発商品を中心に優れた商品群を輸入展開しています。